心はいつも太陽でいたい

 今、私は、一点の曇りもない太陽のように生きたいと思っています。太陽のような心をいつも持ち続けていたいと思っています。
 太陽は常に「give and give」。太陽のような心を持てたら、最高に幸せだと思えるからです。
 太陽の明るい陽射し、温もり、エネルギー、太陽のお蔭で樹木が育ち、美しい花や緑が心を和ませ、料理も美味な果物も食べさせてもらえる。
 太陽は常に与えるだけで、太陽からは一度として請求書が届いたことはないでしょう。太陽は、「give and give」。太陽は慈悲の世界に住んでいるのでしょうか。太陽だけではありません。宇宙の全て、水や空気や土、海や山や川、万物が太陽のごとく何の請求もせずに私たちを養ってくれています。そのことを少しでも思うと、感謝の想いが溢れてきます。
 「give and give」の心をいつも持っていられたら、私たちもまた太陽のように大きな器になれる気がします。いつも至福に包まれて熱き利他なる志の想いを、実践への尽きないエネルギーに変換できるような気がします。
 「元々想いは、波動でありエネルギーであることが物理学上でも分かっている。想いは現象化へのエナジーとなって私たちの夢を叶えてくれる。想いは物質化して現実となる」。そんなことを心に刻みつけ、確信して生きたいと思います。私にとって、すごい体験を何度もさせられ、見せていただいているから。
 宇宙には目に見えないが、厳然とした法則があるとしか思えない、この考えが10代の頃から一度としてぐら付いたことがなかった・・・

東西新旧思想を越えた、次世代の哲学

 人それぞれの価値観や考え方や生き方があり、人生も様々です。それは、各自の思考(哲学)や決断と実行の違いなのでしょうか。人の生き方は、人類や地球環境に多大な有益性をもたらしますが、一つ間違えると取り返しのつかないダメージを与え、それはそのまま、しっぺ返しのように私たち人類が負わねばならないリスクをもたらします。 これからは東西新旧思想や哲学の歴史を超え、その融合とさらなる「自然の摂理」への飽くなき探求によって、地球環境まで含め、全てが健康で幸せに、全てが調和して辻褄の合う世界づくりに最もふさわしい哲学(思考)と実践へのプロジェクトを、「give and give論」をベースに探求して行きたいと思います。

地球は全ての人たちの平等な共有物

 人類は1つであり、地球は全ての人たちの平等な共有物でなければならないと思います。この概念が崩れる時、諸種の問題が起きるのではないでしょうか。 地球上では、子供たちが一秒間に1人の割合で餓死しています。また、環境破壊が進み、地球温暖化が叫ばれる中、森林だけでも一秒間にテニスコート20面分の破壊が進行しています。

 例えば、美食飽食によるメタボや糖尿病が問題になっている国の人たちが、牛肉などの消費を少し控えたら牧場や飼料用トウモロコシなどの作付面積が減り、その分を飢餓で苦しむ子供たちの食料に当てることができます。アメリカ政府や心ある人たちが行った調査では、発がんの最悪原因として上げられたのが食品でした。その中でも発がん性食品のワースト順位は、肉が最も発ガン性が高く、次いで牛乳、卵、白砂糖の順であると発表されました。数年前から日本のガン産業は17兆円と言われています。ガン治療を受ける方の病院での終末の恐ろしさは、多くの方がご存知のことと思います。最も神聖であるべき死を迎えた時に、人類が未だ経験したことのない悲劇とも思える心身両面の苦痛を強いられているのが現実なのです。日本国内では、一日に900人の人たちが、ガンで亡くなっています。

幸せは全ての人たちに平等にある

 世界の国ごとの幸せランキングが発表されています。日本は何位だと思われますか。1つの調査では一位はデンマークだそうです。日本は、90位でした。また、もう1つの調査では、一位はバヌアツ(太平洋上にある国)で、日本は95位でした。

 埼玉県の2009年度の学級崩壊は、120学級でした。学校崩壊が90校。子供たちの歩き回り、おしゃべり、喧嘩などで授業が出来なくなっています。保護者の学級崩壊とも言われていますが、参観日などでの母親のおしゃべり、30分遅刻は当たり前だそうです。先生に背を向けたり、落ち着きのなさは子供と同じようで、学力の低下は必然的な結果かも知れません。うつ病等精神疾患による休職は、職種の中で教師が最も多いそうです。自殺者はここ10年以上、毎年3万人を超えています。また、NHK「無縁社会プロジェクト」の調査によると、故郷も分らず、家族や友人もなく、無縁のまま死んで行く人が日本には3万2千人いるそうです。 国家間のいがみ合い、テロ、内戦、経済格差、温暖化等、尽きない問題が幾らでも出てきますが、あきらめず何等かの対策を講じて行きたいと思います。「give and give論」はその対策のひとつになるはずです。私どもは「give and give論」をビジネスのベースとする「goutas(グータス)」にその想いを託したいと思っています。

     

give and give に込める 「全ての人たちの幸せづくり」

 5千年の時を超えてアーユルヴェーダや仏典はじめ論語や老荘思想、その他、東洋の哲学は、欧米諸国の哲学者はもとよりスポーツ界や政財界を始め、あらゆるジャンルの巨匠といわれる求道の人たちが求め認めてきたことが知られています。 そうした中に、利他の愛や慈愛、慈悲、また、「give and give」の持っている要義には、母なる宇宙のこころや自然界に充ちている万物創造のエネルギー(自然の摂理)との統合性を感じずにはいられません。

 日本自然治癒医学協会日本自然治癒力研究会並びに母体の日宝グループが推進する新プロジェクト「goutas」が意図する「give and give」のこころとは、利他の愛や慈愛、慈悲であり、一言で表すなら「全ての人たちの幸せづくり」にあります。不条理としか思えないほどの人為や自然災害による災難や貧苦、健康や堪え難き病苦、幸せや不幸、不平等とも思える死の様相。格差の大きな人生に、人々がお互いに恊働して相乗効果を上げながら真実の幸せを得て自然界と調和して行くためには、それなりの深き究極普遍の哲学や理念が必要になって来るでしょう。「give and give」は世界の共通語として、病苦や争い、孤独や貧苦のない、全ての人の幸せづくりという、歴史を通して世界の多くの人たちの悲願を遂行しようとする思いが込められています。

心身の“真の幸せ”を得るための思考

 情報や物資、政治、経済、医療、交通、その他多くがグローバル化する中で、歴史上経験したことのない豊かさや幸せづくりが現実となってきました。しかし、その一方、環境破壊が進み、軍需産業もさらに拡大され、テロなど理不尽としか思えない出来事が地球上の至るところ

で起きています。家庭内や個人の人生においても同じで、経済格差、ストレス社会のために犠牲を余儀なくされ、重度の精神疾患を患い、自殺者問題は深刻化しています。薬の副作用や医原病に苦しむ人も多くいます。また、先にも書きましたが、「無縁死」が日本では年間3万2千人と発表されています。 「不条理が常である」と理解せざるを得ない現実の苦悩に直面した時、その人が傷つき戸惑う心を余裕を持って力強く支え幸せに変え、生き甲斐に充ちた状態にしてくれるだけの内容を持った思考(哲学)がなくてはならないと思います。例えばそれは、医薬に頼りすぎて益々体力を落とし、苦痛に堪え難く苦悩する人たちに対して、根本的に不健康原因を除去し不健康体質を健康体質に変え、確実に真の健康回復や健康増進、健康美や若々しさを取り戻すことの出来る「健康づくり思考」が必要なように、理不尽や自己犠牲に苦悩してもそこから抜け出し、心身共に真の幸せを得ることの出来る思考が必要になって来るでしょう。

 このような厳しい現実に直面した時、そのような厳しい状況にも関わらず、相互の心身共に幸せや健康をつくり若さと元気を確実に維持するために、どのような思考を持てばよいのか、単なる思い込みではない普遍の真実を長年模索し体験を繰り返して来ました。多くの人たちの体験と健康回復から確信を持ってお伝えできることが二つあります。その一つが「病気有効論」であり、後の一つが「give and give論」です。病気有効論は機関誌のバックナンバーを参照いただくことをお願いして、ここでは「give and give論(与えることのみ考えよ、利他愛や慈愛や慈悲の心)」について取り上げてみたいと思いますが、この説明は今後も機関誌の発刊と共に何度も皆様に購読いただき、できましたら是非ともご意見をお聞かせいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。またこの二つのテーマは、goutas(グータス)の普及と共により多くの人たちにお伝えさせていただけるようにしたいと思います。

 

                                つづきを読む・・・

     

page 1 2  3
    
    




GWWロゴ